第三回井戸端カフェが3月7日(月)、サンサ右京(右京区総合庁舎)の会議室で行われました。
学区を超えて右京区の自治体関係者が集まり意見を交換する「井戸端カフェ」、今年度は主に地域の安心安全が議題として挙げられていました。三回目、今年度最後となる今回は「住民の知恵と工夫で安心・安全の学区を作る ~防犯カメラだけに頼らない活動~」というテーマに基づき、現場から4つの報告を聞いて、それを掘り下げていくという形で行われました。
現場からの報告では、私たち西院第二学区の安心安全推進会からの報告も有り、会長の野口信義さんが代表して「学区で取り組む防犯活動~西院第二学区での取り組み~」というお話をして下さいました。
西院学区は広く、また繁華街も擁しているため、小中学生の登下校にはどうしても危険が付き纏います。安心安全推進会では子供たちの通学の安全のため様々な取り組みを実施しています。その一つに、実際に大人が通学路を歩いて危険を探していくというものがあります。歩いてみると、安全に登下校できるよう考えられている通学路でも、除ききれない危険が多くあるという事がよく分かるのです。ですが、それだけではありません。危険から子供たちを守る「110番の家」が、通学路上に殆ど見られなかったのです。これではいけない、と推進会は大きな企業や店舗などに協力を要請、右京警察署の協力や、推進会の安全にかける熱意など甲斐あって、今では学区内の「110番の家」は70件にまで数を増やしました。
「110番の家」増えてきていることを子供たちも実感したのか、今度は子供たちの方から「自分たちで110番の家を探そう」という声が出てきました。そして小学6年生の子供たちが実際に街に出て、「110番の家」を記入したマップを制作。それを学校の町内集会などで下級生に伝えていました。子供たちに防犯意識が根付いていることを改めて確認させて貰い、推進会としてはとても嬉しいことでした。
子供たちの防犯意識の向上、これはもちろん目に見える変化があったからというのも一つの要因ですが、やはり日ごろからの朝夕の声掛け運動の成果というのも大いにあると考えています。また、今月末には以前このHPで紹介した防犯マップも完成します。地域に住む一人一人が防犯・安全を意識して行動する、それを防犯カメラでフォローしていければ西院学区はより安心・安全な街になるのではないでしょうか。
野口さんのお話はこういった内容(超意訳)の物でした。
報告に関しては一人10分と少し短いものでしたが、その後報告者がそれぞれ分かれて報告の内容について意見を交わす場が設けられました。各ブースで右京をよりよい街にするために有意義な意見交換が行われていました。その結果大切だな、これは活かせそうだな、というものは参加者がそれぞれ付箋に書き込み、模造紙に纏められました。
この井戸端カフェの結果を活かし、右京を、西院第二学区をよりよくするものになるよう尽力していきます。皆様のご協力、どうかよろしくお願いします。